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長崎刺繍を見ました

 昨日は長崎歴史文化博物館で楽しんできました。
昨日が長崎くんち375年展の最終日で、祭礼に使われる長崎刺繍の垂れや衣装の展示、刺繍の実演を見ることができました。 江戸時代の竜の刺繍には、目玉はびーどろ(血走った白目が迫力満点)、爪に象牙、波間に銀の水飛沫が。そしてなんといっても楽しみだったのは「魚尽し」(リンク先の「くんちに関係する長崎刺繍」の項目にあります)、たこ・伊勢海老・イトヨリ・あんこう・鯛…想像していたものよりずっと肉厚でした。肉厚というより立体造形です。しまう時にはたたむことも巻くことも不可能なので、 一つ一つの「パーツ」を布から「はずす」のだそうです。 「魚尽し」は江戸時代のオリジナルと、今復元が試みられているものの両方を同時に見ることができました。 この刺繍の原画が近年イギリスのお店で見つかったのですが、なんというタイミングでか、アメリカの美術館がそこから買い取ってしまったのだそう…。関係者の方たちの悔しさ、いかばかりでしょうか。 
 「古い時代の刺繍ほど、ズームで見ると糸の並びといい色といい素晴らしく、一般にはそこまで細かく見てもらうことはできないので、拡大したものを詳細に説明できる展示ができたら。」というお話でした。 そうなるとまた足を運ぶ楽しみが。
 子供は別棟でべっ甲のペンダントを作る体験をし、私は初の!017.gif ↓
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 糸を撚るのもおっかなびっくりの手つき、そして日本刺繍用の針にとまどいつつも。

 ああぁ…刺したのは左二つの花弁と、しべですが、花弁はうまく輪郭ができず、すかっとしたところもあり、しべが埋まってしまって短くなったり。1時間以上かかりました。横で長崎刺繍塾の皆さんが作業なさっているのですが、刺繍の難しさもさることながら、みなさんきちんと正座なさっているのが、もう尊敬です。 優雅だなぁと憧れるのですが、わずかな時間でも正座に限界が来る私は、なんとも情けない…。 けれど、道具や糸をよる方法など、実際に見て触れることができて、楽しい体験の一日でした。
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by ta-duca | 2009-10-19 12:47 | ふらりと strolling | Comments(0)